ケアプラン(居宅サービス計画書)第1表〜第7表の書き方と作成の流れ
ケアプランは、ケアマネジャー(介護支援専門員)の業務の中心にある書類です。第1表から第7表までがそれぞれ何を書く様式なのか、受付からモニタリングまでどう進むのかを、居宅介護支援の実務に沿って整理します。
最終更新:2026-08-03
ケアプランとは
ケアプラン(居宅サービス計画書)は、利用者がどのような生活を送りたいのか、そのために何が課題で、どのサービスをどれだけ利用するのかを整理した計画書です。居宅介護支援事業所のケアマネジャーが、利用者・家族の意向とアセスメントの結果をもとに作成します。
単に「サービスの一覧表」ではなく、課題(ニーズ)と目標、それを達成するための手段が筋道立ててつながっていることが求められます。サービス担当者会議での検討、利用者・家族への説明と文書による同意、交付までが一連の業務です。
第1表〜第7表それぞれの役割
居宅サービス計画書の標準様式は、第1表から第7表までで構成されます。それぞれの役割は次のとおりです。
| 様式 | 名称 | 主な記載内容 |
|---|---|---|
| 第1表 | 居宅サービス計画書(1) | 利用者及び家族の生活に対する意向、総合的な援助の方針、介護認定審査会の意見、生活援助中心型の算定理由 |
| 第2表 | 居宅サービス計画書(2) | 生活全般の解決すべき課題(ニーズ)、長期目標・短期目標とその期間、サービス内容、サービス種別、頻度、期間 |
| 第3表 | 週間サービス計画表 | 1週間のサービス利用予定と、主な日常生活上の活動 |
| 第4表 | サービス担当者会議の要点 | 開催日・出席者・検討した項目・結論・残された課題 |
| 第5表 | 居宅介護支援経過 | 利用者や家族、サービス事業所とのやりとりの記録(支援経過) |
| 第6表 | サービス利用票 | 月ごとの利用予定と実績。給付管理の基礎になる |
| 第7表 | サービス利用票別表 | サービスごとの単位数・限度額管理・利用者負担の計算 |
第1表〜第5表がいわゆる「ケアプラン本体と関連記録」、第6表・第7表が給付管理のための様式という整理になります。
作成から交付までの流れ
- 受付・契約 — 重要事項説明、契約締結。複数の居宅介護支援事業所を紹介できることなどの説明を行う
- アセスメント(課題分析) — 利用者の居宅を訪問し、本人・家族と面接して心身の状況や環境、意向を把握する
- ケアプラン原案の作成 — 第1表・第2表・第3表を作成する
- サービス担当者会議 — 関係するサービス事業所等を招集して原案を検討し、第4表に要点を記録する
- 説明・同意・交付 — 利用者・家族に説明し、文書で同意を得て、計画を利用者とサービス事業所に交付する
- 給付管理 — 第6表・第7表を作成し、翌月にサービス提供の実績を確認して国保連へ請求・伝送する
- モニタリング — 原則として月1回以上、利用者の居宅を訪問して面接し、結果を記録する
状態の変化、更新認定、区分変更などがあれば再アセスメントに戻り、ここまでの流れをもう一度回すことになります。
記載のポイント
第1表:意向は本人の言葉に近づける
「利用者及び家族の生活に対する意向」は、支援者側の要約ではなく、本人・家族が実際に語った内容に近い形で記載すると、後からケアプランの根拠を説明しやすくなります。総合的な援助の方針には、その事業所として何を大事に支援していくのかを書きます。
第2表:課題・目標・サービスを一本の線でつなぐ
第2表は「生活全般の解決すべき課題(ニーズ)→ 長期目標 → 短期目標 → サービス内容」が対応関係になっていることが大切です。課題は利用者を主語にして書き、目標には期間を設定し、達成できたかどうかを後から判断できる表現にします。
第3表:生活のリズムが見えるように
週間サービス計画表は、サービスの枠だけでなく「主な日常生活上の活動」を書き込むことで、その人の1週間の生活リズムが見える資料になります。
第5表:やりとりはその都度残す
支援経過は、電話1本・訪問1回のやりとりでも日付・相手・内容を残しておくと、運営指導(実地指導)の際に経緯を説明しやすくなります。
運営基準減算に注意する
居宅介護支援では、次のような場合に運営基準減算の対象になり得ます。日々の業務の中で抜けやすい部分なので、チェックリスト化しておくと安全です。
- 契約時に、複数の居宅介護支援事業所を紹介できる旨などの説明を行っていない
- アセスメントにあたって利用者の居宅を訪問し、本人・家族に面接していない
- サービス担当者会議の開催(または担当者への照会)を行っていない
- ケアプランの説明・文書による同意・交付を行っていない
- モニタリングのための訪問・面接や、その記録が行われていない状態が続いている
CHERRY BLOSSOM で作成できる書類
CHERRY BLOSSOM は、ケアプラン本体(第1表〜第3表)の作成には対応していません。対応しているのは、ケアプランを回していく中で発生する周辺の書類です。
既存のケアプラン作成ソフトと併用して、そこでカバーされていない書類だけをブラウザで作る、という使い方を想定しています。
関連するガイド
- アセスメント(課題分析)の進め方と標準項目23課題分析標準項目23項目、聞き取りのコツ、ニーズへの落とし方。
- ケアプラン第1表の書き方と記載例意向欄・総合的な援助の方針を、記載例つきで解説。
- ケアプラン第2表の書き方|ニーズと長期・短期目標ニーズ・目標・サービスのつなげ方を記載例つきで。よくある指摘も。
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